法律を知らない法律家
どこの世界にも競争は存在します。士業の世界も同じです。
私が広告を出し始めた時期ですが、ある重鎮の先生から私の広告にクレームが入りました。
内容は「お前の広告は言葉足らずで客が勘違いをするし他の行政書士に迷惑をかけるから広告を自粛しろ」でしたが、明らかに新人のくせに俺たちの客を取るなみたいな感じでした。
私は、言葉足らずな部分は紙面に限りがあるし、問い合わせ時に丁寧に説明すればよい。それに士業間でも過度な広告規制をするのは独占禁止法違反に触れる恐れがあるばかりか事業者間の自由競争を阻害する事を伝えました。
この先生は何故、行政書士やその他の士業の連合会、支部会がこまかな広告規制をしていないかを何十年も勉強してこられなかったのだと思います。
もちろん過大広告、嘘、行政書士の職域以外の広告は絶対に許されませんが、先輩が新人に対し広告内容の変更や削除を求めるのは気分が良くないですね。
クレームを入れてきた先生は、そうやって新人を潰してきたのかもしれません。
その先生は私が反論をしてから何も言ってきませんが何か気まずい感じです。
法律家といっても知らない法律は沢山あります。
ただ、他人に物申すときはしっかり調べてからにしないと法律家としての信頼を失うばかりか恥ずかしい思いもするかもしれませんね。